キャラメル色の酒かすクレイ石けん


酒かす石けんは
とても奥が深いらしいです。

色々な作り方があるらしく…
酒かすの種類も
もちろん沢山ありますが、
生酒粕というのもあるそうです。


今回は、友人に教えてもらった
金沢の福光屋さんの純米大吟醸
「加賀鳶」の酒粕を使って、
2種類の作り方で
クレイで色付けした
酒粕石けんを作ってみました。

1つ目の作り方は、
最初に苛性ソーダ水に酒粕を混ぜて
作る方法(写真右側)
苛性ソーダ水の温度が高くなり、
酒粕が綺麗に溶けますが、
かなりの酒粕臭と、
赤い色の水になるので、
オイルに混ぜた後も、
薄い色でのクレイの色付けは
ほとんど消えてしまいました。

ただ、ローズクレイは
とても良い色になり、
キャラメル色で良い艶が出ました。

一応精油を加えましたが、
酒粕の香りに負けてしまう場合が多く、
あえて酒粕の香りを残して
楽しむ方が良さそうです。


もう1つの方法は
オイルと苛性ソーダ、全てを混ぜて
トレースが出てから
後入れで加える方法(写真左側)

実はこれは、本当は生酒粕を
使う場合にと教えて頂いたものなので、
普通の酒粕だと、酒粕成分が
そのまま残ってしまうことになり、
石けんに加える場合は
酒粕自体をパッチテストするなど、
成分を1度肌で試す必要があるようです。

一応、この酒粕を肌に直接塗って
パッチテストをしてみましたが、
私の場合は異常無かったので、
そのまま使ってみることにしました。

後から入れるので、
色はあまり変わらず、
クレイの色も綺麗に色付け出来ましたが、
酒粕を後入れしたからか、
成分が残っているようで、
石けん熟成後は少し茶色っぽくなり、
粒々も残っている感じです。



酒粕入り石けんのお肌の効能ですが、
もっちりと少し重めの泡立ちで
美白効果や保湿効果もあり、
洗い上がりのしっとり感は
1番ではないのかなーと思っています。


クレイは
よくパックで使われているように
汚れの吸着作用があります。
今回は主に色付けで使っていますが
もう少し沢山加えても。
洗顔時によく泡立てて、
泡パックとして使ってみても
良いと思います。


2つのオイルレシピは同じなので、
気になるのは使用感の違いですが…
ほぼ変わりませんでした(^-^;

酒粕をソーダと一緒に先に入れた方が
若干泡がキメ細やかだったでしょうか。

それにしても
ふたつとも洗い上がりが
とにかくもっちりしっとり。

酒粕石けんは是非
オススメしたい石けんです。